補正予算第4号〜緊急から「新しい様式」への移行を徐々に。

先週7月29日に板橋区議会で第4次補正予算が議決されました。
詳細はこちらです。
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kusei/kouhou/houdou/1023955/1026186.html

今回は、国から各地方自治体へ配布された『地方創生臨時交付金』を元に予算を組みました。
国(都経由)から14億円超、これに区財源を2億円少し付け足して総額17億円の補正予算です。以下、内容として


・区内コロナ対応病床への追加支援
1床あたり300万円を医療機関へ。100床から130床へ拡大。

現在、100床分の支援が医療機関にされておりましたが、これを130床分へ拡大します。新規に30床を区としてコロナ病床にする、というのではなく既存のコロナ病床への追加支援です。

・1人1万円の区内共通商品券
住民税非課税世帯と生活保護受給世帯へ。(約11万人)

各世帯へ書留が届きます。9月上旬から案内が発送され始めますので少々お待ちください。

・就学援助の特例認定
家計が急変した児童・生徒の保護者へ。

本年4月以降に家計が急変した世帯へも、学年途中で認定を行います。

・私立幼稚園の臨時休園への助成
幼稚園の預かり保育収入源への補助。

保育園に注目が行きがちですが、私立幼稚園での預かり保育は人件費が発生していても預かり園児がほとんどいない状況が続いてきました。

・修学旅行等のキャンセル代手数料

中止になった小中学校の修学旅行やスキー合宿。口座振込手数料を負担をする内容ですが、その手数料だけで2億1,700万もします。

・区内店舗応援事業
キャッシュレス決済で20%還元

キャッシュレス(〇〇ペイ、の業者選定がこれから行われます。業者は1社のみになりますので、〇〇payなのか、××ペイなのかは今後決定されます。
また、いたばしバルチケットは昨年まで好評だった【いたばしバル】の仕組みを利用します。3,000円分チケットを2,000円でネット販売。紙でなくオンラインで対応します。
合計で約2億9,000万円。

・区内アーティスト支援で、動画に10万円動画投稿を選定し、100団体・個人の活動を支援。無観客講演への配信と広告支援。

板橋区文化・国際交流財団の【アーティストバンクいたばし】というリストに登録をしていただき、企画を応募してください。
採用されると、動画10万円だけでなく、オンライン興行などの配信・広告サポートなどもあります。
はい、お詳しい方は気づかれたかもしれません。東京都が行って一瞬で定員になった文化振興事業と同じ内容です。

加えて:新コロナ時代における行政業務のあり方とは

今回添付した説明資料ですが、これは区役所職員さんが作成されたものです。デザインとしてはもっと発展が期待(?)できますが、このように「区民の皆さんへ分かりやすく伝える」努力も続けております。

定額給付金の発行作業もようやくほとんどの皆さんに届いたかと思います。救われた!というお声をいただいておりますが、まだまだ利用できる助成制度や保証制度はあるかもしれませんので、ご連絡・ご活用ください。
今回の定額給付にあたり、担当職員は数十名体制での徹夜作業が数十日も続きました。
一刻も早くお届けしたい、との一心で作業してくださり担当職員の皆さんへは感謝しかありませんが、組織としてこのように一部へ極度の負担を強いることは決していいことではありません。
テレワークができない行政業務、民間と同様に公共も劇的な効率化に早急に取り組む必要があると痛感しています。
国に地方自治体の現場職員の業務体制を知ってもらうこととマイナンバーカードなどの法整備を早急に行ってもらうこと、東京都知事に思いつきのデタラメ発言をされないこと、そして区では抜本的な職務と業務改善を区長が実施すること、これらに取り組んでまいりいます。
(ごめんなさい、都知事のデタラメは、私には力及ばずでありましょう。)