私、坂本あずまおは28歳で板橋区議会議員選挙へ立候補をし、区議として3期12年を務めてまいりました。板橋区議会議員選挙への4期目の立候補をするにあたり、決意と志しをここに記します。
地元からの愛、ご近所からの愛
幼少の頃から、地域・地元の方々に包まれ、愛されて暮らしてきました。物心ついた時から、いや生まれる前から、家族のような親のような、そんな近所のおじさまおばさまが沢山いらっしゃいました。
毎晩、「まーた来たよー!」と呼び鈴もならさずに茶の間に上がり、祖父と日本酒を飲み明かすじい様(今から思えば、街一番の笛の名手)。
父母とともに阿波踊りや神楽を舞い、PTAでもなんでもいつも一緒だったお父さんお母さん(その娘息子は学年が違っても今だに私の大切な仲間)。
地元は大好きだったけれど、18歳になり、親元を離れ、トルコとイギリスの大学を渡り歩いていました。
孤独とは『異なる』こと。それでも適う『理解』。
18歳で目の当たりにした、民族の違い。大地震、民族紛争、国際テロ、人種差別。トルコ共和国とクルド人の問題。1999年のイスタンブル大地震。9・11。
社会の荒廃で、たくさんの人が死にました。
一方で、サッカーなどスポーツの素晴らしさ。ガラタサライもベシクタシュも地元のチーム。マンチェスターユナイテッドの選手とパブで飲んだり郵便局に一緒に並んだり。
学生時代を通して感じたのは国と文化の違いと、それ以上にある共通点です。
『異』そのものであったトルコの中での私が、大学の外で教えていた合気道教室や、獅子舞の演舞を外国人に披露することで得たのは、言葉が異なっても相互に理解し合えること。共感を得られること。意が通じ合うことでした。
人が2人いて、違いが見つかります。
意見の相違は、やがて争いとなります。
しかし、右の人にも左の人にも、いずれにも正義があるのです。
必ず見出すべき道はあり、鍛えることで導く眼は養えます。
すべてが一つに見えていた地元。けれど実際にはそんなことない社会。愛してくれていた街が、人が、争いや迷いに惑わされて欲しくない。
育ててくれた、街に、人に、愛情に、恩返しがしたい。
これが、私の政治の原点です。
未来を切り拓くのは、青年世代の責任です。