ご協力団体 ●特定非営利活動法人 日本救助犬協会 |
解体工事が始まる前の赤塚庁舎において、平成21年2月1日にNPO日本救助犬協会による災害救助活動訓練が行われましたので報告致します。 日本救助犬協会さんによると板橋区内には十数頭の救助犬が生活しているそうです。ですが訓練の場が少ない、実際に東京に災害が起きるとヘリコプター以外での移動範囲が限られる、などなど問題はまだ多いい。昨年に町中で散歩中偶然お会いしたご縁もあって、救助犬活動を地域資源としてなんとか支援したいという思いからこの度の訓練になりました。 今回は総勢11頭の救助犬が訓練に挑みました。普段は飼い犬として暮らしていて、いざ出動要請があると日本のみならず世界中へ駆け付け救助活動をする犬達です。 訓練は無人の赤塚庁舎を災害現場と仮定する、本格的な災害救助訓練です。まずは災害本部を設置し打ち合わせをした後、救助犬、ハンドラー、サポーターが災害現場へ出動。私もヘルメットをかぶり邪魔にならぬよう捜索現場を見学しました。 災害現場では、救助犬と共に「ハンドラー」と「救助犬サポーター」という役割の人間も出動します。「ハンドラー」とは簡単にいうと飼い主さんのことですが、救助犬と共に十分な訓練をし救助犬の基本的な知識や技術を身に着けています。「救助犬サポーター」とは、救助犬の行動や反応を客観的に観察し、ハンドラーに的確なアドバイスをするなど、捜索現場で迅速に活動できるようその知識や経験を活かす大切な役割があります。 普段は大人しくて全く吠えず人懐っこい犬が いざ!となると果敢に乗り込む。的確に救助活動をしている様子を目の前にして心強く感じました。 これからもこういった素晴らしい活動を区あげてもっと支援し、今後一般に向けて訓練の公開をこの会場で行えるよう検討を進めていきます。 救助犬協会の皆様並びに所管課担当の方々、ありがとうございました。 |